新たなブームを予感させる今の名作を追跡  突入! スニーカーの新時代。 新たなブームを予感させる今の名作を追跡  突入! スニーカーの新時代。

新たなブームを予感させる今の名作を追跡
突入! スニーカーの新時代。

世に言う90年代リバイバルの影響か? それともリラックスカジュアルの流れか? はたまたクラシックな短靴ブームの反動なのか? とにもかくにも今、再びスニーカーに熱視線が注がれている。しかしそれはかつての時代のブームとは一線を画すようだ。市場ではレトロランニングやハイテク、スケートやテニスといった多様なテイストが一緒くたに入り乱れ、確実におしゃれ靴灯の一つとしてデザイン性を重視してセレクトされている。それはレディスから人気が再燃したモデルが多々あることでも一目瞭然だ。はたして、また群雄割拠の時代に入りつつあるスニーカー事情。ここにそんな今の空気感を体現した名作を厳選してピックアップした。洗練されたファッション靴としてのスニーカーを、改めて楽しむ時がやってきたのだ。

photo
photo

全米最古のアスレチックブランドであり、今も本国で高い支持率を誇る「サッカニー」。象徴するのは多彩なラインナップを誇るランニングシューズであろう。日本でも有力ショップやファッションブランドによる別注が数多く出回ったことで、2000年代にはプチブレイクを果たした時期もあった。こちらは、懐かしくもありベーシックなモデルEX SHADOW 500のアップデート版。無駄を省いた軽量アッパーは通気性のよいメッシュ素材。効果的にネイビーをあしらったモダンな配色はSHIPSのエクスクルーシヴで展開される。

シューズ¥8,800(+TAX )/SAUCONYMORE

photo
photo

言わずと知れた日本が誇るストリート・アイコンの一人、NIGO?氏。彼が「アディダス オリジナルス」との共同プロジェクトとして始動させた「adidas Originals by NIGO? 」がこの春夏で2ndシーズンを迎える。それと同時に発表されたこちらのCP 80s NIGO?は、かのビースティボーイズでもお馴染みの名作”キャンパス”と、昨今ファッション靴として人気が再燃しているスタンスミス灯を融合させた画期的なモデルだ。不朽の名作同士を巧みにリミックスしたNIGO?の手腕には改めて脱帽!無駄のないシンプルアッパーは汎用性も高く、多様なコーディネイトに組み込めそうだ。

シューズ¥16,000(+TAX )/adidas Originals by NIGO?MORE

photo
photo

1991年に誕生したエア・ハラチは、なんといってもNIKEを代表する画期的なシステム、“ハラチフィットシステム”を搭載した歴史に残る名作だ。足入れをするだけで包み込むようにアッパーがフィットするこの靴はまさに革新で、その後の多くのスニーカーに影響を与えた。加えて程よくハイテク感が漂うデザインは、ファッションデザイナーやクリエイターなど、高感度の人々に愛好者が多い。その人気がまた日本で再燃している背景には、このモデルの持つ魅力を改めて見直した多くの女子の存在があるようだ。街履き用、おしゃれなランニング用として履きこなす“ハラチ女子”が今も急増中なのだ。こちらはそんなレディスのために発売されたオールブラック&シルバー。嬉しいことにSHIPS JET BLUEではメンズサイズの展開も開始する。

シューズ 各¥11,000(+TAX)/NIKE

photo
photo

日本発信で最も知名度を誇るスポーツブランドの一つ「アシックス」。そのエポックメイキングなモデルとして1990年に発売されたのが、超軽量ランニングシューズゲルライト3灯だ。同モデルのシリーズがこの春夏から展開をリスタート。異硬度成型ミッドソールとGELを組み合わせたソールが誇るクッション性はとにかく快適で、タウンユースでも何かと重宝する。しかもこちらは、生誕25周年を記念した”マイアミ バイス パック”と名付けられた特別バージョン。クロコの型押しを施した白と黒の2タイプで、アウトソールなどに効果的な差し色を加えたスタイリッシュなモデルだ。

シューズ (左)¥15,000(+TAX)/ASICSMORE
シューズ (右)¥15,000(+TAX)/ASICSMORE

photo
photo

スケートシューズの概念を超越して老若男女問わず世界中で人気を博している「ヴァンズ 」のスニーカー。過剰な装飾のない完成度の高いミニマルデザインは、日本でも根強く支持されている。特に1966年にカリフォルニアで創業した際の1stモデル”オーセンティック”と、その11年後の1977年に、始めてサイドストライプが配されたモデル”オールドスクール”は、多くのファッションブランドにも影響を与えた名作だ。もはや別注もキリがないが、基本に立ち返るべく、オールキャンバスで仕上げたSHIPS別注の涼しげなモデルは夏に最適。オールグレーとネイビーという定番色のチョイスもなんとも新鮮だ。

左:シューズ ¥7,000(+TAX )/ VANSMORE
右:シューズ ¥6,000(+TAX )/ VANSMORE

photo
photo

カナダ発のセレクトショップ“GOODFOOTと”NOMAD”が提案するシューズブランド「ランソム 」。到着したモデル之ALLEY LITは、アッパー全体をメッシュが覆った通気性抜群でいて軽量のランニングシューズだ。無駄のないモノトーンデザインは、東京カジュアルにもすんなりとマッチする。「ランソム」は飽和状態にあるスニーカー事情のなかにあって、今注目を浴びる気鋭のブランドとして注目度が日に日にアップしている。日本ではadidas Originalsとのコラボレートが記憶に新しいが、ブランド単体としてもミニマルではきやすいラインナップが充実しているため、国や年齢を問わず愛用者が増え続けている。

シューズ 各¥14,800(+TAX )/RANSOM

photo
photo

ユニセックスのスニーカーブランドとしてスウェーデンのストックホルムで生まれた「エイティーズ 」。ファッション業界と金融業界という各々が異なるフィールドでキャリアを積んだマックスとジョナサンが手掛けるこのブランドは、まさに新しいジェネレーションのためのシューズブランドと呼ぶに相応しい。自由な発想で生み出されるミニマルで履きやすいシューズの数々は、インソールにコルクを取り入れた独自のアプローチに特徴がある。グラフィカルな総柄モデルは、ウクライナ出身の写真家sasha kurmazとのコラボレート。メッセージ性と作品性の高い1足だ。

シューズ 各¥18,000(+TAX )/EYTYS

photo
photo

「ニューバランス」ファンならずともお馴染みの996。そのハイブリッドモデルとしてREV LITEソールを装備し90年代に登場したのが”MRL 99”。同様にトレイルランニングシューズのハイブリットとして生まれたモデルが”MRT580”だ。どちらも定番の派生モデルとしてスニーカーフリークには良く知られているが、この程登場したのは、パンチングレザーと斬新なグラフィックを施したその進化型モデルである。各々ユニークなアッパーに生まれ変わっているため、当時のブームを知る人にもそうでない人にも、新鮮に映るはずだ。都会的な装いのアクセントとしてワードローブに加えておいて損はない。

左:シューズ ¥16,000(+TAX )/NewBalance
右:シューズ ¥14,800(+TAX )/NewBalance

photo
photo

スウェーデン発のシューズブランド「スパルウォート 」。そのプロダクトは、無駄を削ぎ落としたキャンバス地のスニーカーに集約される。同ブランドは、1950年代にスロバキアで軍用として作られていたシューズに着目し、実際に使われていた工場を再稼働させている。そこでこのアイコニックなシューズは生み出されているのだ。当時と変わらない製造工程を汲んでいるというラインナップは、クラシックでいてどこかモダン。分厚いアウトソールとゆったりとしたフォルムを持った万能シューズは、モード、ストリート、アメカジなど、どんなテイストの装いにもマッチする守備範囲の広さが魅力だ。

シューズ 各¥14,000(+TAX )/SPALWART