老舗ミリタリーブランドの新境地 SPIEWAK
ミリタリー・ワークウエアブランドとしてNYのブルックリンで1904年に設立された「スピワック」。二度の世界大戦でも軍用ジャケットが採用され、現在でもNYPD（ニューヨーク警察）やLAPD（ロサンゼルス警察）などにもユニフォームを提供しているという、まさにミリタリーの草分け的存在です。 そんな同ブランドが、世界の名立たるブランドを手掛けてきたマウリッツィオ・ドナディをディレクターに迎え、デザインをモダンに一新。その気になる動向を追跡すべく、ブランドを代表するスペシャルエディションのN3-Bをフォーカスしました。
こちらはブランド設立から110周年を記念したスペシャルエディションとして作られたN3-B。ブランドを象徴するアイコニックなアイテムとして’60?70年代当時のコットン×ナイロンのデットストック生地を使用。それでいて細部をより現代的なフィットやバランスに変換しています。防寒性能が非常に高いだけでなく、タウンユースで着てもしっくりと都会的に馴染む。ミリタリーならではの程よい武骨さと洗練されたフォルムが共存した新しきN3-Bです。
コート ?146','000（＋TAX）／スピワック
ミリタリーならではの質実剛健な大きなフラップポケットなどは忠実に採用しながらも、スリーブや身幅はタイトに変換。滑らかなスライダージップには大きなロゴの刻印入りのレザープルが取り付けられています。
スペシャルエディションとして発表されたN3-Bの別バージョン。こちらは、ヴィンテージさながらのフライトサテンを使用した滑らかなボディで仕上げられています。ボリュームのあるフードのコヨーテファーと光沢のあるボディの質感が象徴的なコントラストを作り出しています。
コート ?131','000（＋TAX）／スピワック
マウリッツィオ・ドナディ
ディーゼルUSA、ジョルジオ アルマーニ、ポロ ラルフ ローレン、RRLといった数々のブランドでディレクションを手掛ける。近年では、リーバイス ヴィンテージ クロージングなどでその手腕を振るってきた。現在はロサンゼルスにコンサルティング会社を設立し、2014年にスピワックのチーフクリエイティブオフィサーに就任。歴史あるミリタリーブランドのバックボーンを最大限に生かしつつ、より現代的なブランドとしてリスタートさせ世界から注目を浴びている。