真冬を彩る魅惑のハンドメイド 「インバーアラン」&「パラブーツ」
時代が変化しても色褪せずに愛され続けるハンドメイドの名品たち。職人技が随所に反映した容易く真似のできない物作りを垣間見ると思わず男心がくすぐられます。流行り廃りが目まぐるしい今だからこそ、改めてそんな普遍的なプロダクトに焦点を当てるべく、真冬に欠かせないケーブル編みニットと定番のUチップシューズをセレクトしてみました。お馴染みの「インバーアラン」と「パラブーツ」で、ハンドメイドならではの温かみのあるスタイルを提案します。
今年はトレンドであるリブ編みのニットやざっくりとしたケーブル編みのニットが人気ですが、数あるブランドの中にあってそれを代表する存在と言えばスコットランドのハンドニットブランド「インバーアラン」でしょう。その作りはアイルランドの漁師たちが着用していた手編みのセーター、いわゆるフィッシャーマンズセーターの中でも、アラン島で発祥した多様なケーブル編みが特徴のアランニットを継承しています。シンプルゆえに実用的、そして保温性、防風性にも優れているため、冬は1枚あるととにかく重宝します。シェットランドウールを使用した最高峰のニットは、約3000人いるといわれるニッターが各々編み立てから出荷までを請け負うという徹底したハンドメイド。ゆえにニッターにより編み方が微妙に異なるため個体差が生じますが、日本に正規で入荷されているものは最高レベルのものが基本です。英国テイストを感じるツイードなどの温かみのある素材が注目を浴びる昨今ですが、まずは定番中の定番であるニットから、改めて高品質のものに新調してみてはいかがでしょうか?
セーター ?62','000(+TAX)/INVERALLAN for SHIPS??
こちらは3色使いのクレイジーパターンで仕上げた珍しいアプローチ。といっても定番色をチョイスしているため悪目立ちすることはありません。シェットランドウールならではのボリュームのある素材感に加えて、同ブランドが誇るしっかりとしたハンドメイドの編み立ては風を通さずに着られます。
カーディガン ?69','000(+TAX)/INVERALLAN for SHIPS??
ハンドメイドのボリュームのあるニットに合わせる冬の足下は、同様にボリュームがあってかつ上品さが漂うものが理想です。そうなると堅牢なノルヴェイジャン・ウェルト製法の靴でお馴染みの「パラブーツ」を推奨します。レミー・リシャール・ポンヴェールが1908年に創業した工房が原点となる同ブランドは、登山靴の木型をベースにしているものが多いため、ラインナップは質実剛健で手作り感も満点です。それでいてフランスブランドらしくどこか気品が漂うというのが最大の魅力でしょう。なかでも、タウンユースの代表シューズは日本でも広く愛されているUチップシューズ「シャンボード」です。自社生産されるラバーソールと丸みのあるトゥが生み出す完成度の高いカジュアル靴は、ジャケパンなどにも合わせやすく、ビジネスシーンでも活用が可能です。天然ラテックス仕様のソールは柔らかく疲れにくいため、アクティブに動き回る都市生活にも適しています。それでいてクラフツマンシップに溢れた表情は、ざっくりニットともこの上なく好相性なのです。パンツのロールアップやクロップド丈が主流の昨今、ストイックなカジュアル靴で足下を引き締めれば装いも格上げできます。
存在感のあるUチップ。ノルヴェイジャン・ウェルト製法ならではのステッチとボリュームのあるラバーソールが男らしくもモダンです。こちらはリスレザー、ヌバック、グレインレザーでアッパーを切り替えたSHIPS別注モデル。経年変化でより多様な表情が堪能できます。
シューズ ?60','000(+TAX)/Paraboot for SHIPS
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「インバーアラン」のハンドニットと「パラブーツ」のシャンボードを取り入れた今年流の着こなし。温かみのあるニットとクラフツマンシップを醸す足下は存在感がありますが、主張の弱い定番色がメインとなるため、マフラーとパンツには程よく“柄”を取り入れて華やかさをプラスします。ハンドメイドのプロダクトの魅力を引き立たせるべく、さり気なく遊びを入れるのがポイントです。
セーター ?62','000(+TAX)/INVERALLAN for SHIPS??
シャツ ?19','000(+TAX)/GITMAN BROS.
パンツ ?39','000(+TAX)/INCOTEX
マフラー ?11','000(+TAX)/michael ross??
シューズ ?60','000(+TAX)/Paraboot for SHIPS
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