スーツとセットアップの違い
時代の流れを加味しつつ、男のクラシックを継承するスーツ、そしてジャケパンに代表されるように自由な発想でジャケットとパンツ各々のデザインやサイズ感が楽しめるセットアップ。そんなスーツとセットアップの違いは、普段あまり意識する人は少ないかもしれません。しかし確実に、生地や機能面で各々は進化をし、その用途は広がっています。今のスーツとセットアップの気になる現状を踏まえ、それぞれのトレンドを追跡してみました。
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ビジネスシーンで日々活躍するものであり、男の内面を表すものでもあるスーツ。やはり上質な天然素材のものをきっちりと着こなしたいものです。とは言え、生地にも少なからずトレンドは存在します。今回ピックアップしたこちらのスーツは、UVカットと、生地表面の熱吸収率を下げて体感気温も下げるというICE SENSEを使用しています。さらにそこにトラベラー・エフェクトとしてナチュラルストレッチと撥水効果をプラス。非常に動きやすいだけでなく、例えばランチの時にうっかりコーヒーや水などをこぼしても安心というわけです。一見クラシックなウールのストライプでありながら、隠れた高機能が備わっている。そんな守備範囲の広さが今のスーツには求められているのです。
スーツ ?68','000(+TAX)/SHIPS
シャツ ?23','000(+TAX)/Errico Formicola
ネクタイ ?14','000(+TAX)/stefanobigi ??
チーフ ?4','500(+TAX)/fiorio
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縫製は日本屈指のスーツファクトリーであるリングヂャケットが担当。ソフトな仕立てで着用時に余計なシワが出にくいのも特徴です。ドロップ(胸囲と胴囲の差寸)は7.5というタイト過ぎずゆったり過ぎない理想的なシルエット。 Vゾーンも凛々しく、かつすっきりと見えます。
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生地の加工はナノレベルで施されているため、見た目も着用感も上質ウール100%と全く変わりません。ここまでの細かな加工は世界的にも珍しくシップスのエクスクルーシブのため、ICE SENSEの特別な下げ札が付きます。まさに最先端機能の証なのです。
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スーツと異なりセットアップは、言わずもがなジャケットとパンツが別売りです。それゆえ体型に合わせて微妙なサイズ違いを選ぶこともできますし、単品を買うことも別な柄を合わせることもできます。しかもコットン地のものが多いため、クールビズやカジュアルなパーティスタイルに最適です。現在はビジネスシーンでもいわゆる“ジャケパン”スタイルが浸透しているため、セットアップ支持率は上がっています。ご紹介するのは、これから重宝する清涼感のあるコードレーンタイプ。何よりも見た目にも涼しげで軽さがあるというのが魅力です。こちらのようにライトなカラーを選べば、柄のシャツや色のあるタイ、チーフなどの遊びもスーツ以上に幅広く楽しめます。もちろんネイビーなどの落ち着いたネクタイとシャツならビジネスシーンで浮くことはありません。
ジャケット ?35','000(+TAX) ??
シャツ ?12','000(+TAX) ??
パンツ ?15','000(+TAX) ??
ニットタイ ?9','000(+TAX)/すべてSHIPS
チーフ ?6','000(+TAX)/fiorio -
こちらはインナーをニットポロ、パンツをホワイトのカラーパンツに変更したコーディネート実例。涼しさを重視した爽やかなスタイルが楽しめるのもセットアップならでは。他に夏のインナーの定番といえばさらっとしたリネンシャツですが、コードレーンのジャケットと好相性です。
ジャケット ?35','000(+TAX)/SHIPS
ポロシャツ ?28','000(+TAX)/JOHN SMEDLEY
パンツ ?32','000(+TAX)/PT01
チーフ ?6','000(+TAX)/fiorio