ジャケット×シャツ×ネクタイでまとめる
トレンド色を使ったトップスの合わせ
ツイードなどの味わいのある素材感が注目されている今季。加えてオリーブやモスグリーンといった落ち着いた保護色や、鮮やかで主張のあるボルドーやワインレッドなどの赤系発色も再注目されています。ならばそれらを巧く着こなすにはどうすれば良いのか。そのヒントはトップスの合わせにあります。色と素材感に注意してVゾーンの柄を上手にアレンジするのがポイントです。
ジャケット?55','000(+TAX)/SHIPS
シャツ?32','000(+TAX)/Salvatore Piccolo
ネクタイ?17','000(+TAX)/Nicky
チーフ?5','000(+TAX)/BREUER
赤系ジャケットは、インナーに同系色の柄シャツを合わせれば悪目立ちせずにVゾーンを華やかに演出できます。その際、ネクタイの存在感がアピールできる襟型にも注意したいもの。ノットが大きくできるホリゾンタルカラーや、構築的な首周りを作るボタンダウンなどがその好例です。マシーンメイドで有名な「ギ ローバー」や袖口にダーツを入れた作りが特徴の「サルヴァトーレ ピッコロ」のイタリアの伝統を継承するドレスシャツは、襟元の作りも理想的。モダンなチェックシャツは、色さえ合わせれば赤系ジャケットや柄タイと絶妙に調和します。
シャツ(手前)?21','000(+TAX)/GUY ROVER
シャツ(奥)?32','000(+TAX)/Salvatore Piccolo
赤系のジャケットに合わせるなら、ネクタイは同系の色使いはマストになります。そしてバランスのよいVゾーンを作るなら、ジャケットの主張に埋もれない柄が不可欠。スカーフ作りでも名を馳せていた「フィオリオ」、鮮やかな色使いに定評のある「ニッキー」など歴史あるイタリアブランドのネクタイは、モダンでいて強さのある柄が持ち味。こちらはストライプ、チェック、ペイズリーといった定番の柄でありながら、緻密な配色で一味違うアクセントを生み出してくれます。程よい光沢や起毛感のある質感もVゾーンでしっかりと際立ちます。
ネクタイ(左)?17','000(+TAX)/Nicky
ネクタイ(中)?18','000(+TAX)/fiorio
ネクタイ(右)?17','000(+TAX)/Nicky
ジャケット?109','000(+TAX)/LARDINI
シャツ?21','000(+TAX)/GUY ROVER
ネクタイ?18','000(+TAX)/fiorio
チーフ?5','000(+TAX)/BREUER
オリーブ系ジャケットと相性がよい色はいくつかありますが、最も美しいバランスでマッチする配色の一つが青系のチェックです。シャツなら、クリーンな印象を与える定番色である青と白の2トーンがよりモダンに映えます。アースカラーのジャケットは少し重たさがあるので、逆に定番でもドレス感の強い真っ白なシャツはバランスを取るのが難しくなります。こちらのようにフィットが綺麗なアメリカメイドの「ハミルトン」や、北イタリア発のおなじみの「ギ ローバー」などは、カジュアルな表情が持ち味。ツイードジャケットとも好相性です。
シャツ(手前)?30','000(+TAX)/HAMILTON
シャツ(奥) ?21','000(+TAX)/GUY ROVER
くすんだオリーブ系ジャケットにバランスよく合わせたいネクタイは、同系グリーンが入ったチェックやストライプ柄、もしくは落ちついたグレー系が理想です。ポイントはツイードジャケットの味のある質感を際立たせるべく、シルクなどの光沢のある素材を選ぶ、もしくは温かみのある表情で統一感を出すためにウールなど起毛感のある素材をセレクトするということです。光沢のあるネクタイなら都会的な印象に、起毛した味のあるネクタイなら落ち付いた雰囲気にまとまります。シャツとのバランスもありますが、派手な配色は避けたいところです。
ネクタイ(左)?18','000(+TAX)/fiorio
ネクタイ(中)?17','000(+TAX)/Nicky
ネクタイ(右)?17','000(+TAX)/Nicky