SHIPS的定番アイテム ?Cable Knit Sweater? SHIPS的定番アイテム ?Cable Knit Sweater?

SHIPS的定番アイテム ?Cable Knit Sweater?

SHIPS的定番アイテム ?Cable Knit Sweater?

SHIPS'S EYE

メンズ、レディース問わず、今シーズンの注目アイテムとなっているのがケーブル編みのニット。凹凸のはっきりした縄のようなデザインが特徴で、古くからアイルランドやスコットランド地方の漁師が愛用していたことで知られる。そのため、フィッシャーマンズセーターと呼ばれることが多い。なかでも有名なのが、アイルランドのアラン諸島が発祥のアランセーターだ。こちらは縄とハニカムをミックスしたデザインが特徴となっている。
では何故、北の漁師さんたちはセーターに縄の模様を編み込んだのか? このデザインは漁に使うロープや命綱を意味しており、安全の祈願や大漁への願いが込められていたという。また、一説によれば縄のデザインには家紋のような意味があったとも。そのため、遭難時には個人の識別としても利用されたといわれる。
また、伝統的なフィッシャーマンズセーターはウール素材で作られているが、これは防寒性に優れているという理由だけでなく、天然素材のなかでは撥水性や吸湿性に優れているためでもあった。現代の漁師がこれを着て海に出ても不満しか残らないだろうが、当時にとっては最良の機能素材だったのだ。
そんなフィッシャーマンズセーターが日本に紹介されたのは1950年代半ば。VANの石津謙介氏が、アイビーリーガー(アメリカ東海岸の名門大学生)たちが好む服装として紹介したことで広まった。以降、銀座みゆき通りを闊歩する「みゆき族」をはじめ、英国トラッドブーム、アメトラブームのたびに注目されるアイテムとなっている。現代では伝統的な厚手のフィッシャーマンズセーターだけではなく、ケーブル編みを生かした薄手のニットなど多種多様なものが生まれている。

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1770年にスコットランドで創業した、世界最古のニットブランドDrumohr(ドルモア)。現在はイタリアで生産されているが、生地の仕上げにはスコットランドの水を使用している。ケーブル編みのタートルネックとクルーネックをベースに、太ボーダーでオーダーしたSHIPS別注モデル。
ニット ¥36,750/Drumohr

Vケーブルやポンポンなどを組み合わせた編み模様がチャーミング。裾にかけて広がる少しワイド目なシルエットと、ニットならではの温もりがナチュラルさを演出している。
ニット ¥14,700/liflattie ships  

さまざまなケーブルデザインをミックスさせた、キュートな一枚。オフショルダーのざっくりとしたシルエットが、ガーリーな雰囲気を演出している。
ニット ¥15,750/Khaju  

グラデーションの色目と編地の変化で特徴的な一枚に仕上げた、パネルボーダーのプルオーバー。スリムなサイジングなので、どんなアイテムとも調和するのが魅力。
ニット ¥9,975/SHIPS JET BLUE  

MADE IN JAPANにこだわり、山形の工場で作られているローゲージのケーブルニット。ふっくらとした風合いで軽く、着心地のいい一枚となっている。
ニット ¥15,750/SHIPS  

マイナーチェンジを加えた、定番のケーブル編みショールカーディンガン。同色ながらトーンの違う糸を組み合わせ、メランジ調に仕上げているのがポイント。ガウンのようなボリューム感も魅力。
ニット ¥12,600/SHIPS JET BLUE  

イギリス領ガンジー島で1976年に創業した、高品質で伝統的なセーターブランド。フィッティングは現代的に改良されているので、着やすくスタイリングしやすい。こちらはSHIPSの別注モデル。
ニット ¥15,750/Guernsey Woollens  

日本でも広く知られているインバーアランのニット。約90時間をかけ、一枚のニットをひとりで編み上げるというオールハンドメイドの仕上がりは、もはや工芸品といっても過言ではない。
ニット(S〜L)¥23,100/INVERALLAN

職人が手編み機を動かし、ひとつずつ丁寧に編み上げた風合い豊かなニット。James Charlotte(ジェームス シャーロット)は1976年創業のアイルランドのブランド。
ニット ¥18,900/James Charlotte