大人のエレガンススタイルを完成させるこの4ブランドに注目!
シャツ ?24','150/RICERCA、 パンツ ?31','500/RICERCA
2013年春夏、イタリアのセレクトショップであるスローウエアが手がける新ブランドとして華々しくデビューしたリチェルカ。ブランド名のリチェルカとは“探究”や“研究”を意味する用語で、これまでスローウエアが展開していたREDラインとはまったく異なる、モダンなパターンで表現されたコレクションとなっています。 アウター、ジャケット、ニット、シャツ、パンツまでトータルで揃い、それらはスローウエアが展開する各ブランドが手掛けています。製品にはそれぞれが得意とする最高の技術が生かされており、パンツはあのインコテックスが手がけています。しかも、既存のフォルムは使わずにスリム、レギュラー、コンテンポラリー、ルーズという新たなパターンを用意するほどのこだわりようなのです。
左 ネクタイ ?15','750/Nicky、シャツ¥19','950/Errico Formicola
右ネクタイ ?15','750/Nicky、シャツ¥19','950/GUY ROVER
1920年、ブラックやグレーといったダークな色調が男性の装いの中心だった頃、エジプトからイタリアに辿り着いたニッキー・キーニ氏。彼は自分らしいタイを作ろうと、色だけでなく独自のデザインを施したネクタイブランドを創業しました。
そんな彼のものづくりに対する情熱が話題になり、徐々に市場に根付いていくことになります。以来、90年以上の歴史を誇るNicky(ニッキー)のネクタイは、常にエレガントであり新鮮な驚きを与えてくれます。
モダンクラシックを体言する今回のコレクションは、メンズ・クラッシックの世界におけるスタンダードと言っても過言ではありません。英国調のクラシックな柄を基調に、ニッキーらしい素材使いや色遣いで、コンサバティブでありながら今シーズンらしさが楽しめます。
ニッキーのタイは独特の色使いが特徴。イタリア男性をカラフルなネクタイに目覚めさせた功績は大きく、現在では世界の有名店やブランドのネクタイを数多く製作しています。ニッキーのネクタイは毎シーズンそれほど大胆な変化はないものの、素材や組織、配色を微妙に変化させ、その時代の気分が確実に盛り込まれているエレガントなコレクションとなっています。
ショートパンツ ?25','200/GBS、 パンツ ?31','500/GBS
フィレンツェで創業したパンツ専業ファクトリーであるGIAB'Sが手掛けるGBS (ジービーエス)。1953年の設立以来、生地の裁断からプレス、パッキングや発送にいたるまで、すべての工程を自社で一貫して行っています。いかなるオーダーも下請けに出すことは決してなく、クオリティコントロールの行き届く自社生産にこだわっている数少ないブランド。その根底には、made in Italyに対するプライドがあります。
個性のある素材使いやプリント柄、絶妙なシルエットが特徴で、今シーズンのトレンドであるプリント素材やジャカード柄、カラーアイテムを数多く展開しています。
スリッポン各¥36','750/Gianluca
イタリアはフィレンツェ近郊に位置するファクトリーシューズブランド。この地方は歴史的にもメンズシューズが有名で、数多くのメゾンがこの場所を生産地として選んでいます。同ファクトリーも、某有名メゾンブランドのスタンダードラインを手がけていることで知られています。
ジャンルーカの特長は、専属モデリストと提携している点にあります。現在、多くのブランドがOEM 化、もしくはラインのセパレート化を図るイタリアにおいては大変めずらしく、それだけにとても高いクオリティの製品を生み出しています。特にラストに対するフォルムの生かし方や底回りの重厚感に関しては、外注パーツの寄せ集めでは決して真似のできないグレードといえるでしょう。また、押渕の仕上げや塗料、材質の選定も高いレベルでおこなわれています。ジャンルーカは、マルケやナポリに並ぶ一大生産地の名に恥じぬ古き良きイタリア靴を表現できる数少ないファクトリーなのです。