毛玉になりにくい、SHIPSのカシミヤニット
毛が細く、柔軟で光沢感のあるカシミヤ山羊の毛から作られるカシミヤニット。保温性と保湿性に優れ、また生産量が少ないことから「繊維の宝石」とも呼ばれています。この秋冬シーズン、SHIPSではそんなカシミヤに注目し、「質」にこだわったニットを完成させました。毛玉になりにくく、着こむほどに風合いが向上するSHIPSのオリジナル製品。その魅力を紹介します。
この製品の最大の特徴は、カシミヤの欠点であった毛玉が生まれにくい点。その理由は、一般的に使用される糸よりも細い番手のものを用い、撚糸(糸を撚ること)の回数を通常よりも多くおこなっていることにあります。また、撚糸回数が増えたことで始めは少し堅めの仕上がりになっていますが、着こむことでカラダに馴染み、最終的には柔らかくフィットしていきます。SHIPSのカシミヤニットは、デニムのように育てながら愛用できる新感覚のアイテムなのです。
クルーネックニット ¥16','800/SHIPS
撚糸回数を増やしたことで、毛玉になりにくくなったカシミヤ素材。ハリやコシが適度にありながら、素材本来の特徴である光沢感やぬめり感、ふんわり感も十分にお楽しみ頂けます。
やや細身のすっきりしたシルエット。また、襟や袖、裾部分はリブ仕様になっており、適度なフィット感が得られます。
カシミヤ山羊の毛や、繭をほぐしたものなど、原毛はどれもそのままでは糸として使用することができません。そこで、何本かを束にして撚り(より)をかけ強度を上げ、風合いも含めた機能性を向上させていきます。現在は、技術の進歩により撚りの方法も多種多様あり、用途や機能によって複雑に使い分けられています。
カシミヤの繊維は細くデリケートなため、乱暴に扱うことはもちろん、毎日続けて着るのではなく休ませながら着用すると長く愛用できます。
また、カシミヤニットは撥水性がほぼないため、水滴のついた部分はシミになることがあります。そのため、雨の日の着用は注意する必要があります。もしも雨に濡れた場合は、すぐにタオルなどで水分を拭き、あとで軽くブラッシングをしましょう。食事などの際にできたシミは、そこが虫食いの原因にもなるので必ずケアしてください。
洗濯は信頼できるクリーニング店へ出すことをおすすめしますが、SHIPSで取り扱っている「THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)」を使えばご自宅でも洗濯可能です。
「THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)」は、2004年3月にニューヨークで生まれたファブリックケアの専門ブランド。これまでドライクリーニングしか方法がなかった生地も自分で洗ってケアできるなど、さまざまな商品が用意されています。ここでは、「THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)」の人気商品である、ウールやカシミヤ洗い用の洗剤「ウールカシミヤシャンプー」を使ったお手入れ方法を紹介します。
洗剤¥2','940/THE LAUNDRESS
- 30℃以下の水にウールカシミヤシャンプーを15ml出して、手で水とシャンプーをよくかき混ぜて下さい。※色ものは分けて洗いましょう。
- 洗濯ものを裏返して形を整え、最低30分以上漬け洗いします。
- 洗剤成分がなくなるまで、30℃以下の水でよくすすぎましょう。
- 軽く押すように水を切ります。※ねじって絞らないで下さい。
- タオルを平たく置き、洗濯ものをタオルの上にのせ、タオルを巻物のように巻いて余分な水分を取ります。
- タオルの上や乾燥用のラックの上に平に広げて乾燥させます。
- 毛玉を防ぐために裏返してメッシュバッグに入れます。
- 洗濯機の設定をデリケートコースにセットし、ウールカシミヤシャンプーを適量入れて下さい。
- タオルの上や乾燥用ラックの上に平に広げて乾燥させます。※絶対に乾燥機は使用しないで下さい。