Aldenの人気の理由
「モディファイドラストってボクも履いていて非常に履きやすいんですけど
最近また若い世代の人達に見直され始まっていますね」
そう語ってくれたのはシップス メンズバイヤーの辻友一氏。
アメリカ、オールデンのシューズは歴史が古く1884年に創業（Charls H.Alden氏設立）当初、カスタムメイドブーツや受注生産による品質の高い紳士靴で現在、靴メーカーとしては4代目にわたる同族系の会社なんです。
最高品質の素材でウェルトされた紳士用トラディショナルシューズの製造に加え、 オールデン社は問題のある足でも適宜にフィットし、均整回復を可能にする整形法のデザインの分野を開拓した事でも有名です。最近ではヨーロッパのセレクトショップでも「足に優しい」という観点から物選びをされているお客さんが多いと言う話をよく耳にします。
そんなオールデンなんですが創業当時の古いモデルのラスト（木型）が最近、日本のファッションでまた騒がれ始めましたよね、特に若い世代の人達に。
このモディファイドラストというモデルはそれこそ古くからあったラストなんですけど最近の若くて新しい人達が見ると、もの凄くモードでシャープなシルエットに見えたりしているみたいなんです。このモデルが発売された当時から古着だったりかなりオーセンティックな洋服に合わせられてきた靴な筈なんですけど、その靴が木型を変えずして今のファッションに時代を超えてリンクしているという事がこのシューズブランドの魅力であり凄さでもありますね。後、オールデンの話でなくてはならないのがシカゴにある兄弟会社のようなホーウィンレザー社の開発するコードヴァン（馬の尻部分の革）ですかね。オールデン＝コードヴァンみたいなところがありますから。この２つの会社は昔からビジネスを共にしてきて大量生産の時代の流れに乗らず、昔ながらの製法とクオリティを追い求めてきた拘りが近年になってマスプロ育ちな若い世代の人達に「新しい」と思わせる確固たる自信なんじゃないかな、とボクは思います。
シューズ(写真左)
シューズ(写真右)