「BLUE DE PANAME」 「BLUE DE PANAME」

「BLUE DE PANAME」

「BLUE DE PANAME」

「BLUE DE PANAME」

SHIPS JET BLUE

フランスの伝統的ワークスタイルを現代風に昇華させたブランド“ブルー ドゥ パナム”。
SHIPS JET BLUEバイヤー田中楽さんがそのファクトリーを訪れてデザイナーのクリストフとトーマスにインタビューをして来てくれた。MADE IN FRANCE にこだわり、機能性とデザイン性を追求する彼らの”服”へのアティチュードが垣間見れるアーティスティックなファクトリーだった。


ーまずデザイナーお二人の自己紹介的な話を聞かせて下さいー

?私達は幼稚園の頃からの知り合いで、もう30年近くの付き合いです。友達というより家族のような感じで、意見が合わないときは、本当の兄弟のように喧嘩をする事もあります。趣味はいろいろあり、ヴィンテージ物の収集で家具・時計・ヴィンテージスニーカー・昔のデジタルゲーム・古着・自転車など。それと田舎のフリーマーケットに行き、そこの美味しいご飯を食べることが一番好きです。普段は工場近くにある大きなフリーマーケットで掘り出し物を探し、ムール貝とフレンチフライにワインを飲むというのがお決まりのコース。



ーブランドの始まるきっかけやエピソードってー

?BLUE DE PANAMEは2008年に始まったのですがしかしその計画は10年も前からあったのです。私達はずっと服のブランドを作りたいと思っていて、どのように始めればいいかまず学ぶ所から始めました。そしてトーマスはグラフィックの学校を卒業した後、マーケティングやPRの仕事をし、最終的にSpray Magazineのチーフエディターとなりました。クリストフは、電気工のライセンスを習得した後、2年間セールスをし、その後5年生地屋の生産管理、6年間ナイキのトレンド事業でのセールスを勤めた後、BLUE DE PANAMEを結成しました。 ?



ー日本のマーケット、SHIPSというセレクトショップについてどう思ってますか?ー

?ヨーロッパから見ると、日本のマーケットは非常に込み入っていて、全てのものが早く移り変わっている気がします。そして、日本の人達は一般的に服や生地の知識があると感じます、それは私たちのブランドにとっては非常にチャンスだと思いました。シップスは、もともと今日本に住んでいるフランス人の友人に紹介された設立当初からのクライアントです。バイヤーが新しいデニムブランドを探していて、ショールームもないときに自分たちのアパートのリビングで商品を見てもらえることになり、最初はどうなることかと思いましたが、帰る時には、お互い満足していました。私たちは、シップスとシップスのスタッフに人間味を感じ、仕事のやり方にも共感がもてます。



?ー今後自身で計画している将来的なビジョン等ありますか?ー

BLUE DE PANAMEは、スタートさせるまでに非常に苦労しました。なぜかといえば、製品の全てはフランスで作られ、生地もまた国内からすべて手配しているからです。
そしてフランスの産業は、ヨーロッパの中でも一番難しいのです。
最近では、近郊で生産するのが難しくなってきていて、国内で生産するのはかなりの労力がいります。ベーシックな形をベースに生地にこだわる。私たちは生地が違う味を出し、商品をユニークなものにしていると信じています。新しい生地を生み出すことに力を入れる、これがブランドの特徴になっています。そして、自社工場を持つことを夢に、、、、いつの日か。