SHUTO OTSUGA
SHIPS SHIBUYA
STORE STAFF
大津賀 柊登
(シップス 渋谷店 ショップスタッフ)
Updated 2024.02.21
07
「君らしいね」は、最高の褒め言葉
学生時代はモード好き、2019年の入社時は
カジュアル部門に配属されるも、先輩たちのスーツ姿を見てテーラードに開眼。
志願してドレスクロージング担当に転向した大津賀。
「雑誌などを読み込んで、かなり勉強しました」
という彼に、“じゃあ、やっぱりイタリアスタイル派?それともイギリスか、あるいはフレンチ?”
と水を向けると、しばし考えた末「〇〇風、というのは意識して避けています」との答え。
「特定のスタイルに傾倒したり、トレンドを追いかけたりするのではなく、
いろいろ学んだうえで“自分の気分”を大切にしています。
なので、“大津賀っぽいね”と言われるのが一番嬉しいんです」
そんな新世代の感覚で導き出したマイルールとは?
学生時代はモード好き、2019年の入社時は
カジュアル部門に配属されるも、
先輩たちのスーツ姿を見てテーラードに開眼。
志願してドレスクロージング担当に転向した大津賀。
「雑誌などを読み込んで、かなり勉強しました」
という彼に、“じゃあ、やっぱりイタリアスタイル派?
それともイギリスか、あるいはフレンチ?”
と水を向けると、しばし考えた末
「〇〇風、というのは意識して避けています」との答え。
「特定のスタイルに傾倒したり、
トレンドを追いかけたりするのではなく、
いろいろ学んだうえで“自分の気分”を大切にしています。
なので、“大津賀っぽいね”と言われるのが一番嬉しいんです」
そんな新世代の感覚で導き出したマイルールとは?
「もちろんイタリア生地のよさも理解していますが、個人的に着るスーツはすべてイギリス生地を選んでいます。夏ものでも目付け300g以上はあるものばかりですね。スーツは長く愛用できるのが魅力。とあれば、やはり耐久性のある生地がいいだろうという考えから英国生地に辿り着きました。実際に着て思うのは、やはり仕立て映えの素晴らしさ。それからたくましく、着応えのある風合いも醍醐味ですね。なかでも数多く所有しているのがフォックス ブラザーズ社製の生地を採用したスーツ。特に意識して狙ったわけではないのですが、気に入った生地を選んでいたら自然とフォックスが多くなりました。今日着ているスーツもフォックスの生地。フランネルなど秋冬ものが有名ですが、春夏もののクオリティも出色ですよ」
「色使いは、自分の気分を表現するうえでとても重要なエレメント。ですのでコーディネートに使う色は日々変わっていくのですが、あまり強い色柄ものを使うことは少ないですね。ネイビー、グレー、ブラウン、ベージュといったベーシックカラーがワードローブの大半を占めています。そのなかで自分的にしっくりくるのが、微妙なニュアンスを帯びた中間色。たとえばグレイッシュなブルーだったり、うっすらベージュがかったグレーだったり。そんな色を基本色となじませるようにして、グラデーション状に繋げていく合わせが好きなんです。たとえば今日は、ネイビースーツに若干グレーのニュアンスが混じったサックスブルーのシャツを合わせています。そしてネクタイも、同じくブルーグレー系のジャカードタイ。完全なワントーンほどストイックではなく、それでいて派手に見えない。そんな“わかりにくい”色合わせが落ち着くんですよね」
「スーツやネクタイに比べて一見地味にも思える靴ですが、実は足元ひとつで装いの印象はガラリと変わります。ですので、日頃からかなり気を遣って選んでいますね。私の場合、服はベーシックな雰囲気ものが多いので、足元にヒネリを加えてアクセントにすることが多い。たとえば今日の服装、クラシックスタイルのセオリーに照らせば、レースアップの靴を合わせるのが普通だと思います。が、今日はあえてショート丈のサイドゴアシューズを選びました。細身のラストとも相まって、軽快ながらも引き締まった印象を感じさせる靴だと思います。シャツタイの色使いを抑えてシャープな雰囲気にまとめているので、キリッとした足元が合うかなと思ったのです。と同時に、足元を極力ミニマルにすることでVゾーンを引き立てるという狙いも込めてみました」
SUIT/SHIPS
VEST/SHIPS
SHIRT/GUY ROVER
TIE/FRATELLI LUIGI
POCKET SQUARE/VINTAGE
SHOES/ENZO BONAFE
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