MY

CHIC STYLE

04

  • 「違う自分」になれる時間が

  • あることで生まれる

  • 心のゆとり

  • 俳優

  • 香椎由宇さん

Contents

ブランドコンセプト『BASIC TO CHIC』に基づいて、「MY CHIC STYLE」をテーマに、暮らしにも働き方にも独自のスタイルを確立した女性たちにお話を伺うインタビュー企画。暮らしや仕事、ファッションで大切にしていることをお聞きしながら、「あなたにとってのシックとは?」を紐解いていきます。

「自分の体の声や気持ちに耳を澄ませて。毎日を丁寧に大切に過ごしたい」そう語るのは、俳優の香椎由宇さん。日々変化する体調や内面に寄り添いながら、無理をしないことを心がけていると言います。心と体、仕事とプライベート、それからファッションについても。年齢とともに上手くなってきたというバランスの取り方についてお話いただきました。

  • Profile

    香椎由宇さん|俳優

    12歳までシンガポールで過ごす。モデルとしてデビュー、2003年から俳優としての活動をはじめ、「ローレライ」(2005)で映画デビュー。エキゾチックな顔立ちが魅力。カメラ、バイク、音楽、陶芸と多趣味。

  • Credit

    プロデュース:マガジンハウスクリエイティブスタジオ 編集:花沢亜衣 撮影:太田太朗 文:大西マリコ スタイリスト:大園蓮珠 ヘアメイク:坂本志穂

Movie

Interview

自分らしい歩みで新たなステージへ。
仕事と家庭、心地よいリズムを刻んで
最近は少しずつ仕事も再開して、自分自身のバランスがちょうど良い感じなんです。俳優のお仕事を4年ほど休んでいましたが、最近出演したドラマ「イップス」では演じることの楽しさを再確認しました。良い意味で時間が空いたことで、今は新しい役柄にゼロからチャレンジできる時期だと感じています。
私にとって仕事は、解放の場。俳優やモデルとして「違う自分」になれる瞬間ってすごく解放感があるんです。だから、仕事をすることは家庭にも良い影響を与えています。香椎由宇として存在する時間があることでリフレッシュできる。心にゆとりができるから家族にも優しくなれますね。今はこのバランスがちょうど良い。これからも「私でないといけない仕事」「自分にとって意味のある仕事」を、無理のないペースでできたらと思っています。
暮らしを作る
3つのBASIC ITEM
プリーツスカートは私のファッションに欠かせないアイテム。トップス次第でカジュアルにもフォーマルにも雰囲気を変えられるし、体のラインを拾わないから着ていて落ち着きます。プリーツがしっかりと出ているものが好みですね。動きやすさと着回し力のある洋服が好きなので、デニムもコーディネートに欠かせません。ただ、デニムはシルエットや丈感で印象が大きく変わるので試着はマスト。「これだ!」と思ったデニムは即買いして大切に着用します。
アクセサリーは、ゴールドが定番。肌なじみが良い華奢なネックレスが好きですが、最近は髪をアップにすることが多いので大ぶりのものもお気に入りです。
「自分らしさを纏う」
心地よさを大切にした洋服選び
私にとって洋服は、気持ちを左右するアイテム。だから似合うもので毎日を埋めたい。例えば、昔は好きだったけど似合わなくなったものとか、「痩せたら着られるかも」と思っていたものとか……そういった洋服は潔く入れ替えちゃいます。我慢してまで着ないというのがマイルールです。私らしさでいうと、黒い洋服も欠かせません。黒が好きで、今日の撮影にも黒いワンピースを着て来ました。何にでも合わせやすいし、TPOを気にせず着られる。小物で色を足せば、それだけで表情が変わるのも魅力ですね。
昔はしがみついていた部分もあったけど、今は無駄を省くというか、無理に執着したりこだわったりしなくなってきたかな。年齢を重ねて「そぎ落とす」ことがうまくなってきたのかもしれません。それはファッションだけじゃなく、人生においても同じ。無理をせず楽に生きられるようになってきたと感じています。
自分を大切に、周りにも優しく。
日々の小さな幸せを大切に生きる
日々の暮らしで大切にしているのは、睡眠です。寝ると体力が回復して機嫌も良くなるんです。自分に優しくできなければ他人にも優しくできないと思うので、自分のご機嫌取りは自分でするように心がけています。
実は、自分のご機嫌をとるのは上手な方だと思っていて、少しでもひとりの時間をつくるようにしているんです。最近は仕事場まで一駅分歩いたり、車の中で考え事をしたり。短時間でも心身共にリセットされる感覚があって、大切な時間になっています。
ひとり時間にはいつも音楽を聞いていて、歩きながらシャッフルリストからその時の気分に合う曲が流れるとそれだけで幸せ。「今日1日、絶対良い日だ」って思えるんです。そういう小さな幸せを大切にしています。

シックとは…

シンプルの中に宿る、
無限の表現力
シックと聞いて思い浮かんだのは、白黒写真のイメージ。私は写真を撮ったり、見たりすることが好きなのですが、とくに白黒写真が好きなんです。白と黒しか色がないことで、1枚の写真から色々な情景や思いが伝わってくる。同じ写真でも、見る人それぞれが自由に想像できるところが良いですよね。
ファッションも同様に、シンプルだけど多彩な表情を魅せられるようなアイテムにシックを感じます。例えば、同じ黒いワンピースでもラインを絞るか、まっすぐ落とすかで印象が全然変わりますよね。白黒写真のように、シンプルでありながら奥深い魅力を持つ、そんな自分らしさを見つけ出すことが、私にとってのシックなのかもしれません。

Today’s coordinate

ベージュセットアップコーデ

Coordinate

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着こなしのポイント

「普段、デニムはTシャツを合わせてカジュアルに着ることが多いのでジャケット合わせは新鮮。さらりと大人の女性らしさを出せて、一枚あると重宝しそうですね。インナーのデニムセットアップは勇気がいるイメージでしたが、濃い目のデニムだとブラックコーデ感覚で着られる。新しい発見でした」

From

香椎さん

「オーバーサイズの肩落ちジャケットは今年のトレンド。存在感があり、一見バランスが難しそうですがインナーに上下デニムを持ってくることで引き締め、ハンサムレディな印象に。デニムパンツはセンタープリーツが入っていて、スタイルアップが叶います」

From

スタイリスト 大園蓮珠さん

ジャケット&デニムセットアップコーデ

Coordinate

02

着こなしのポイント

「さらっとした素材で見た目はラフ過ぎないのに、リラックスして着られるところが気に入りました。ベージュは普段あまり着ないのですが、私の好きなゴールドのアクセサリーとも相性が良いことが分かり、秋冬は取り入れてみたいと思いました。ボトムが私の定番でもあるプリーツスカートだったことも安心感がありました。」

From

香椎さん

「甘くなりやすいベージュカラーですが、今日着たようなカーキのような深みがある色味は大人女性にも取り入れやすいです。ジャケットとスカートは単体でも着回ししやすいうえ、ワントーンで合わせればワンピース感覚で着用可能。セットアップに挑戦したい人にもおすすめです。トップスは、秋口ならTシャツ、冬はタートルネックを合わせれば長く着回しできます」

From

スタイリスト 大園蓮珠さん

Items

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