アメリカントラッドの歴史とともに愛されてきた<ALDEN>の靴。
その理由は、唯一無二の存在感と履き心地にほかならない。昨今では新品で入手できる機会が少なくなったが、
2024年の秋冬シーズン、SHIPSに待望の入荷となる。ヘリテージが凝縮した名品カタログとともに、
ショップ・マイスターのQ&Aやイベント情報などをまとめてお届け。
今年、「マイ・ベスト・オールデン」に出逢えるかもしれない。
( Catalog )
cordovan
left) ¥209,000(inc.tax)
BUY
right) ¥209,000(inc.tax)
BUY
calf
each) ¥165,000(inc.tax)
BUY
suede
top) ¥165,000(inc.tax)
ASK
bottom) ¥165,000(inc.tax)
BUY
( Interview )
ショップ・マイスターに聞く!
<ALDEN>のあれこれ
SHIPSが<ALDEN>を取り扱うなかでも充実のラインナップを誇る銀座店。
そこで、オールデン歴の長い市田店長とレジェンドスタッフ雨宮教夫さんに、
自身のオールデンにまつわる話を聞いた。
8つのQ&Aから、数々のモデルから何を選ぶべきか?その答えを探っていこう。
右)銀座店店長・市田康博さん
左)銀座店スタッフ・雨宮教夫さん
- Q1 初めて手に入れた一足は?
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市田:20歳の頃に買ったコードバンのチャッカブーツ。色は#8(バーガンディ)です。当時お店では靴コーナーが一番奥にあって聖域のような場所だったので、憧れのオールデンやウエストンにはなかなか近づけず、アルバイトで入社して、掃除する時にようやく触れるような存在でしたね。
-
雨宮:僕はブルックス
ブラザーズのコードバンのローファーで、色はやっぱりバーガンディ。大学生でアルバイトをしているときに、アメリカに行く友人がいて、ブルックスで買ってきてもらったのが一番最初です。でも、手に入れるまでは「オールデン」って知らないんですよ。手に入れて初めて、その靴を作っているのがオールデンであることを知ったんです。日本にはまだ入ってきていなかった。
- Q2 初めてオールデンを購入される方への
おすすめモデルや、手に入れた方が良いモデルは?
-
市田:プレーントゥ(CLIPPER OXFORD)やV-チップ(ALGONQUIN
OXFORD)。いずれもコードバンをおすすめします。ペニーローファーもいいです。
-
雨宮:最初の一足にはコードバンのローファー#8を。それ以外では、タッセル、プレーントゥ、V-チップ、ウィングチップです。革はコードバンの#8に限る!
- Q3 #990 プレーントゥ #54321 V-チップ #986コインローファーなどが有名ですが、隠れた名品、名作はありますか?
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市田:フットバランスシステムの木型を源流とし、トゥルースクエアラストと呼ばれる“KENDALL”。快適な履き心地のラストで、リバースウェルトの形状、ダブルソールによるスクエアトゥの重厚感がいい。
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雨宮:コードバンのサドルシューズでコンビ部分がモミ革のもの。
- Q4 マイ・ベスト・オールデンは?
-
市田:やっぱりコードバンのチャッカブーツ。先輩たちが、リーバイスのジーンズ「501®」やマルセル
ラサンスのセットアップ、スーツと合わせていて、それが格好良くて。自分のルーツなんです。
-
雨宮:僕は、コードバン ロングウイングチップ
#8でゴム底のもの。SHIPSが別注で展開していたモデルです。珍しい仕様で、とにかくラク!
- Q5 今までに買い逃したり、手に入れておけば
良かったと思うモデルはありますか?
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市田:コードバンのRANGER MOC #8。
-
雨宮:マルセル ラサンスの、コードバンでゴム底のチャッカブーツ #8。
- Q6 足に合わず履かなくなってしまう靴ってあると
思いますが、ラストと素材の選び方に失敗しない
コツはありますか?
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市田:どのラストでも素材でも、踵の部分が無理なくホールドされているかどうかを重視してサイズを選ぶことですね。
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雨宮:僕は、大きければ中敷きを入れたり、踵に滑り止めのフェルトを貼るなどし、小さければストレッチをかけて、何としても履いていました(笑)。
- Q7 独自のお手入れ方法があったら教えてください。
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市田:クリームの使用量は少なめで、クリームで厚みが出た革の表面をアビィレザースティック等で強めに圧力をかけてなだらかにします。その上で育てたグローブクロスで埃を払い、強めのから拭きを日常行います。履きシワ部分が寝なければ、アビィステックでこする。
-
雨宮:@シュートゥリーは必ず入れるA雨の日は履かないBクリームは少なめにC強めのブラッシングDスティールのトゥチップをつける。
- Q8 ご自身のオールデン歴を踏まえて、オールデン
の特徴や魅力を教えてください。
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市田:アメリカのトラディショナルなブランドでありながら、フランス人デザイナーやショップが選ぶ靴としても支持され、コーディネートに対するルーツが奥深いところ。加えて、インソールの沈み込みによる下部とアッパーの上部が足を押さえ込み、歩行を守ってくれる。オールデンがコルク量を多くするための製法やコードバンという素材を選ぶ理由がそこにあると感じます。
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雨宮:一生履ける靴。型が普遍的であり、革はHORWEEN社のシェルコードバン #8に限る!
( Topic )
革小物だって一生モノ
<ALDEN>からHORWEEN社のシェルコードバンを使用した革小物が数量限定で登場。深く美しい光沢と馴染みの良さ、独特の経年変化が魅力だ。ウォレット類は、内装にもコードバンを採用した贅沢な仕様。ALDEN社が信頼を置くドイツの熟練職人の手によって、細部まで丁寧に作り込まれている。ベルトはアメリカ製で、革部分はこちらも厚みのあるコードバンを使用。継ぎデザインを入れることでプレミアムな一本に仕上げた。コードバンの堅牢度は牛革の3倍と非常に高く、いずれも一生モノになるクオリティだ。なかなかお目にかかれるものではない希少なアイテム、ぜひチェックして欲しい。
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ウォレット
¥154,000(inc. tax)
ASK
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パスケース
¥63,800(inc. tax)
ASK
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カードケース
¥63,800(inc. tax)
ASK
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ベルト
¥77,000(inc. tax)
BUY
( Event )
シューケア・ワークショップを開催
10/25(金)から11/4(月・祝)まで、SHIPS
銀座店・グランフロント大阪店の2店舗でALDENトランクショーを同時開催。各店舗、期間中の2日間限定で、日本に新しい靴文化を創造することを理念に掲げるシューケアブランド「R&D」から、シューケアマイスターを招いたハイシャインイベントも。メンテナンスの実演を交えた特別な機会だ。詳しくはこちらから。